ウイルスによって感染するインフルエンザは、法律で定められている感染症のひとつ。重症化すると、脳炎や心不全を起こすこともある病気です。予防策は、外から帰ったら「うがい」と「手洗い」の徹底です。帰宅後にうがいだけして、手洗いをおろそかにしていると、予防効果が薄くなってしまいます。
空気中に漂うウイルスを吸い込んで感染するケースよりも、手すりや電車のつり革など、さまざまなものを介して気づかないうちに手にウイルスが付着し、無意識のうちにその手で鼻や口を触ってしまうことで感染が起こるケースのほうが多いからです。
正しい手洗いの方法として、厚生労働省などでは、次のような手順を紹介しています。
(1)手のひらを合わせてよくこすります
(2)手の甲を伸ばすようにしてこすります
(3)指先・爪の間を念入りに洗います
(4)指の間を十分に洗います
(5)親指と手のひらをねじり洗いします
(6)手首も忘れずに洗います
使用する石けんは、固形タイプのものよりも、消毒効果のある液状タイプのものがよいようです。また、洗い終わった手は、使い捨てのペーパータオルでふくか、ドライヤーで乾かすことを勧めています。使い回す手ふきタオルでは、ウイルスや細菌の温床となりかねないからです。そして、水道の蛇口を締めるときは、直接手で触らずに、その使い終わったペーパータオルを使って締めるようにします。
手洗いはこまめに行うのが理想ですが、外出先などで手が洗えないときは、アルコール入りのウエットティッシュやジェルなどを使うとよいでしょう。手洗いを徹底することは、インフルエンザはもちろん、ほかのウイルスや細菌に対しても有効な予防法です。
ぜひ今日から手洗いを励行し、インフルエンザも風邪もしっかり予防して、この冬を健康的に過ごしましょう。